【1枚ずつお持ち下さい】
「読書感想文サポートプリント」をエスペック.の1F入口、自動ドアを入ってすぐのところに置きました。
7/15では小学生向け、中学生向けの本も、3冊あります。
フクロウのイラストには「読みたい人にはお貸しするので国語の蛭田(ひるた)に言ってください」や「授業のない日に自習室で夏の宿題をやってしまおう」などが書いてあります。
このサポートプリントは、本を読んだあと「誰かに話す感覚」で読書感想文に書ける内容がメモできるものです。
このメモをもとにすると「感想文に書く内容がたくさんある」ので「どんな順序で書いていこうか」と考えられ、あっという間に感想文を書き終えることができます。
「本を読んだあと」で書くサポートプリントですが、本を読む前に、本を選ぶ前に、目を通しておくのもおススメです。
どうぞ持ち帰ってください。質問・相談も大歓迎です。
宿題だからすぐに終わらせたい人、コンクール入賞目指してじっくり取り組みたい人、どちらも大歓迎です。
【題名や作者について 】
読む前を思い出して、メモできることがあればメモしましょう。
読む前は「題名」から、どんなイメージを持っていましたか。
この本を選んだきっかけが何かあれば書いておきましょう。
この本や作者について何か知っていることがあれば、メモしておきましょう。
【どんな物語?】
どんな主人公が、どんな事件やどんな出来事に対して、何をどのようにして、最後はどうなった物語ですか。
細かいあらすじを最初から最後までメモする必要はありません。単語だけのメモで大丈夫です。
簡単に言うと、「舞台・場面」として、いつの時代のどこの国の物語?
一言で言うと、「事件・出来事」として、どんなことが起きた物語?
ざっくり教えて下さい、「結末」として、最後はどうなった物語?
【あなたの気分はどう変化した?】
はらはら・びくびく・わくわく・そわそわ・どきどき・しくしく・げらげら・むかむか・うるうる・うはうは・しんみり・ほんわか(他にも自分で気分をあらわす言葉を考えてみてください)
読んだ後の気持ち、読んでいる途中の気持ち、それらをいくつでもいいので、多くの気分・気持ちをあらわす言葉にしるしをつけておきましょう。
最初は・・・、次は・・・、途中で・・・、最後に・・・、読み終えてすぐ・・・、しばらくしてから・・・、
などのように物語の進みとともに、気持ちの変化を思い出してみて下さい。
【その気持ちはどんなところから生まれましたか】
「誰々が〇〇するところが、とても△△だったから、□□と感じた」
「最後の結末で、〇〇になったところや△△になったところが、□□だった」
など、気持ちと場面がつながるところをたくさんメモできると、感想文に書ける内容が増えていきます。
いろいろな気分、気持ちを整理してみて下さい。
【本を読んだあとで、大切だと思ったことはどんなこと?】
いくつかの言葉を並べてみますので、自分で選んでみて下さい。
もちろん一つとは限りませんし、自分で新しく考えてみるのもよいでしょう。
友情、愛情、家族、友人、思いやり、優しさ、根性、努力、信頼、正義、勝利、運
「この本を読んだあとで、〇〇が大切だと感じた。これからは・・・してみようと思う」
「この物語の誰々のように〇〇をしっかりと持っている人になりたい」
「〇〇を忘れないで生きることが大切だと思った。今後は誰誰をお手本にしたい」
【心に残った場面や言葉、出来事はどんなこと?】
物語には、さまざまな場面があったはずです。一番びっくりした、一番笑えた、一番泣いちゃった、一番考えてしまった、そんな場面の中で「心に残った部分」を並べてメモしていくと、自分の心が何に動かされたのかが見えてくるかもしれません。
【まだ読んでいない人へメッセージを書くとしたら?】
お友だちにお勧めするとしたら、どんなふうに紹介しますか?
「話し言葉」で考えた方がスムーズに書けると思います。
【物語に「もしも」を使ってみて下さい】
本の途中で、「もしも」を使って、話の内容を変えるとしたら、あなたはどの場面の誰の何を変えてみますか?
「もしも、あの場面で、誰々が〇〇ではなく△△を選んでいたらどうなっていたでしょうか? きっと物語は□□になっていたかもしれません」
もしもあなたが主人公だったら、主人公と同じように〇〇しましたか? それとも違う△△を選んで行動しましたか?
「もしも私が主人公だったら、あの場面では〇〇するのは難しかったかもしれません。それは・・・・・・だからです。でも、△△を選ぶしかなかったとしても、きっと物語の結末は□□となって・・・」
【物語に「なぜ」「どうして」を使ってみて下さい】
本や物語にたくさん疑問点を持てると書くことが一気に増えます。
「なぜ、最後は〇〇になってしまったんだろう?」
「作者はどうして、△△にしなかったんだろう?」
疑問点に対しては自分なりに「たぶん~ではないか」「~だろう」という理由や原因も一緒に書いてあげるとよいです。
【自分のことを書いてみよう】
読書感想文は、読んだ本のことを書くだけではありません。身の周りのこと、経験したこと、これからしたいこと、その本を読んだことで何かが変わったこと、どんなことでもかまいません。自分のことと物語がどんなふうにつながるかをたくさんメモしておきたいものです。
また、「読む前の自分と読んだ後の自分」を比べてみたり、「現実の世界と本の世界」を比べて書くのもいいですね。
【「メモ」に順番をつけて並べ替えてみましょう】
メモ内容を誰かに話すとしたらどんな順番が話しやすいですか?
全部のメモを使わなくてもOK。つながりにくいとか、話しにくい内容はカットしてしまいましょう。
【いろいろな言い回しがあるので工夫してみよう」
次の文章の〇や△の記号も一字として数えると800字くらいです。
内容に関係のない、「言い回し」だけで原稿用紙を2枚使ってしまうんですね。
もちろん、この順番や、この言い回しを、そっくり使うのはやめておきましょう。
自分なりに順番を変えてみたり、言いやすい表現に直して使ってみて下さい。
そういう「自分なりに直してみる」ことで、応用力がついて、感想文以外も作文がすらすら書ける人になっていきます。
この本を選んだ理由は○○が大きいです。もともと私には△△なところがあり、そんな私にとってはとても□□と思えたからです。読む前のイメージは××でしたが、読み終えた後は全然違いました。特に●●の■■するところが印象に残っているので、どちらかといえば××のイメージではなく、※※のイメージへと変わりました。全体としてのテーマはきっと◎◎だと思いますが、少しだけ納得できない部分もあります。普通だったら、◎◎というテーマでは、~~というのが一般的ではないでしょうか。それなのに……になっていました。きっとこの違和感が重要なのでしょう。いまの私は▽▽な世界にいます。そこでは∞∞が当たり前の常識です。しかし「常識」は、いつでもどこでも同じ、というわけではありません。▼▼な状況になったときに大切なことは★★だと思いました。もしも、作者が▼▼ではなく♪♪な状況を設定したらどうなるのでしょうか。きっと★★ではなくωωへとなるかもしれません。場面や状況によって何を選ぶのかは変わってしまうかもしれません。しかし変わらないもの、大切なものがあるとしたら、$$です。私はそう思いました。それで、この本は多くの人に読んでほしいです。特に、今○○な思いをしている人にはお勧めです。そう思う理由は△△にあります。読む前の□□な私が、読んだ後は、××になりました。そういう気持ちにさせてくれる何かがこの本にはあるような気がします。好きな音楽や映画やドラマで感動するように、この本でも●●に感動しました。二度目、三度目と繰り返して読むうちに、■■なことにも気がつきました。普段の私は◎◎なことが多いのですが、それはきっと~~するところが原因なのかもしれません。……な時こそ、▽▽に気をつけなければならない。そういうことがなんとなくですが納得できました。決して__ではなかったのです。▼▼が★★のときには♪♪するのが一番よい。もしも♪♪ではなくωωだったら、こんなに$$ではなかったかもしれません。この作者が伝えたかったことのうち、△△な部分や■■な部分は分かった気がしました。これから、この作者が書いた他の本も読んでみようと思いました。