2024年度(令和6年度)千葉県公立高校入試 分析 英語
2024年(令和6年)2月21日に行われた千葉県公立高校入試の問題(英語)の分析をしていきたいと思います。まずは全体の問題構成の分析をします。
【問題構成の分析】
全体の構成は、例年通りでした。
しかし、リスニングは、「小問が2問」減り、「配点も6点分」減り、「聞き取った単語、あるいは聞き取った内容から推理して「単語を書かせる問題」が消えました。
これだけで難易度は確実に下がったのではないでしょうか。
その他、大問ごとの配点に変化あったのは
・大問7=+3点、
・大問8=+4点、
・大問9=-1点。
つまり、「リスニングから、対話文・長文へ7点分の点数が移動」しました。つまり、読解を例年よりも重視する傾向が見られます。
英作文も、昨年は16点分ありましたが、13点分になりました。そして、英作文の数も一つ減りました。
これらの傾向も確実に難易度を下げる要因になったと言えると思います。 したがって、全体として難易度を下げる工夫が問題構成そのものにもされているというのが私の第一印象です。それから、リスニングや英作文の問題や配点が減ったということから、英語の運用における4技能の中でも、「聞く」能力や「書く」能力よりも、「読む」能力を重視する問題になっているようにも思えます。共通テストのリーディングの莫大な文章量と軌を一にする傾向だとも思いました。
【参考リンク】