先日、5月18日に千葉県教育委員会HPにて、今年の春の高校入試の平均点などが公表されました。
最近は、高校生のテスト対策の準備などで忙しかったので、ブログも書いてませんでしたが、
今日はR4年度高校入試の平均点について書いてみたいと思います。
まず、県教委のHPによると、国語の平均点が47.7点と予想通り前年よりも低かったです。そして、前年も5教科の中で一番低い平均点だったのですが、今年もそうでした。そして、英語の平均点がやはり昨年同様一番高く、今年は58.7点でした。
ちなみに各教科の平均点は以下の通り。( )内は昨年の平均点
国語 47.7点(52.8点)
数学 51.5点(59.3点)
英語 58.7点(61.7点)
理科 52.7点(54.6点)
社会 56.3点(57.7点)
5教科 266.7点(286.2点)
というわけで昨年よりも平均点は5科で20点も下がっていたわけです。
特に、数学と国語がやはり難しかったようです。
次回以降でもう少し突っ込んだ解説もしたいと思います。
さて、ここからは英語の話。というより、効果的な学習の本質について。
ちなみに昨日は小5の英語の授業をしましたが、先週「How do you spell your name?」を書けるようにしてくるという、次の授業までの課題を出したのですが、見事にかけるようになっていました。
しかも、ある生徒は80回も家で練習してきて、さらに塾でも20回練習して、合計100回も練習してました。すごいですね。しかも自ら「100回までやろう」なんて言いながら、自発的にやっていたわけです。
正直、何回も書かせる練習なんてのは、あまり効果を個人的には感じないので、生徒にそんなにお勧めしていないんです。たまにそういう宿題が学校で出たりしていますが、正直、虐待なのではとすら思っています。(そう感じるのは、たぶん私の小学生の時の体験に基づく偏見もあるかもしれません)
みずから自発的に、いや内発的にといったほうが良いかもしれません、内から湧き上がる「100回まで書きたい」という気持ちは大切にしたいなと思いながら練習をさせてました。そしてそういう気持ちからとった行動に集中することを通して、本当の集中力とか身につくのではないかとも思ってもいるので、目の前で、集中して楽しそうに練習しているのを目の当たりにして、本当にいいものを見せてもらったなとも思いました。
一番効果的な学習はどういったものか?やはり人からやらされるのではなく自分の内側からやりたいという気持ちが沸き上がってきて、その衝動のようなものに従って行う行動なのだと思います。興味のあることはよく覚えられますし、興味のないことはやっぱり頭に入りづらい。
そういった意味で、いろいろなことに好奇心を抱ける人間のほうが、最終的にはいろいろな教科の成績は上がりやすいでしょうし、効果的な学習になりやすいと思います。そして好奇心を持ったことに集中する経験を繰り返すことで、どうすれば自分が集中しやすいのか?ということも学べます。ていうか、集中のスイッチの入れ方もそういった経験から学べると思います。
まあ、あくまでも私の考えでしかないのですが。